よろずたうん本のレビュー。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「私」は私立の女子高教師。 次々と起こる殺人事件。 たかがミステリー、されどミステリー。 PR
言わずと知れた大阪・通天閣の周りに生活する人々の話。
44歳独身、自分の殻に閉じこもりな男。NYへ留学した恋人・マメを想い続けて飲み屋『サーディン』で働く女の子を中心に物語は進んでいきます。 2人それぞれを取り巻く人々がまた濃い。関西人でなくても、いるいるこういう人!!と思いたくなるぐらいリアルに人物が描かれています。 とある事件をきっかけに2人の人生が一瞬交錯する…というように2人の意外な関係が明らかに…。 西さんの作品は『さくら』『きいろいゾウ』に続いて読むのは3作目。 初めのうちは本の中で面白いように動き回る登場人物に楽しませてもらうんですが、いつの間にかその人達が抱える心の闇みたいなものを感じてしまい、いつも引き込まれてしまいます。 読み終わると「ほぅ…」としてしまう感じ。登場人物1人1人に感情移入してしまうんです。 きっと親しみを感じるキャラばかりだからなのでしょうけど。 小難しいのは…とかちょっと小説は苦手…って方にはおススメかもしれないです。 特に…女性にはおススメかな。 江戸・深川で古道具屋兼損料屋の『出雲屋』を経営する清次とお紅。
今回の主人公、『出雲屋』を経営する2人だと思いきや実は道具に憑いている付喪神だったり。 時代小説と言ってもかたくるしいことは一切なく、すんなり読める作品だと思います。 2008年版『このミステリーがすごい!』第2位の作品です。 紅緑村において絶対的な権力を持つ赤朽葉家。 と言うのでしょうかね? もちろんこの3人だけの登場人物だけではなく赤朽葉家の一族やそれを取り巻く人々……。 ものすごく読み応えのある作品。 2007年本屋大賞第2位になった作品。 う~むどうレビューを書いてよいのやら。 物語は主人公である『黒髪の乙女』と『先輩』が交互に語るような形で展開していきます。 2人を取り巻く人々もまた魅力的。老若男女様々な人が出てくるのだけど、みんな素敵に生きてる。 現実味があるようでないような……。京都を舞台に繰り広げられる物語。 おもしろい、心温まる話をお探しの人。モリミーワールドを覗いてみるのもいいかも知れませんよ。 |
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知之介&陸
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某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。 現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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