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よろずたうん本のレビュー。
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『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる森見登美彦さんの作品。

京都・糺ノ森に住む狸の一族、下鴨家。
母と父・下鴨総一郎の血をひく矢一郎・矢三郎・矢四郎。そして井戸の中に住む矢二郎。
楽しく暮らす一家。しかしそこに父・総一郎の姿はなく―――。

またまたハマってしまいましたモリミーワールド。
主人公達は狸&天狗&人間。この三者の関係が上手く絡まっていて実に面白い。
しかも、微妙に『夜は短し――」などの他の作品にリンクしていてこれがまた面白い。
何かシュールと言うか、思わず笑ってしまう場面もあり。
かと思いきや、父・総一郎の死の真相などのちょっとした謎解き(?)もあり読み応えがある作品だと思います。
父がなくなる日最後に残した言葉とはなんなのか―――。

下鴨一家の阿呆物語を読みたいと思った方は是非に。

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文楽の人間国宝・銀大夫のもとで日々大夫として精進する健(たける)。
ある日、銀大夫より「次の公演の三味線は兎一郎と組め」と言われます。
この兎一郎、三味線の腕はピカイチ。けれど皆と距離を置く一風変わった人で……。

これ、毎度のことながら読んだほうが早いです。
文章で説明するのは本当、難しい。
これ読むまで正直『文楽』ってよく分かりませんでした。ってか今も正直よく分かりません。
けど、何でだろうなぁ…読み終わった後に「見てみようかなぁ…」って気分にさせてくれるんです。
きっと劇場に行ったら銀大夫や健、兎一郎に会えるような気がしてしまうんです。
なんせキャラが個性的。
1人1人がこう繋がってないようで繋がっている……。
自分には珍しく、2日間で読みきってしまいました。

それぐらい登場人物が魅力的な作品。

『文楽』って良く分からん!って方でも、感情移入できるし読みやすい作品だと思います。

スポーツライターの西脇哲朗はある日10年ぶりに同級生・美月と再会する。
彼女から突然殺人を犯したと告白され、美月の親友である妻の理沙子と共に彼女をかくまうことにするが…。

……と、これだけじゃ何の話かさっぱりだよって感じですけどね(苦笑)。
ここから先は実際に読んだほうがいいと思います。
昔から知っている友人から突然殺人犯したと告白されて戸惑う哲朗。
自分達はいつまでも昔のまま…と思っていても10年という月日はとても長く…。

自分がもしそうだったとしたら……。なんて考えてしまってみたり。
10年ぶりに会った美月の変貌ぶりにも驚きですが、それに翻弄される哲朗、全てを知ってなお美月を守ろうとする仲間。
ちょっとストーリー内容が重く、読み終わった後に引きずるタイプの小説ですが
たかがミステリー。されどミステリー。ラストまで目が離せません。

『夜のピクニック』などで知られる恩田陸さんの作品。


ある日、町の外れにある「水無月橋」で1人の男の死体が見つかる。
その男は1年前に失踪した男だった。何故、彼はそこで殺されたのか―――。

ただのミステリー作品と思う無かれ。
最後まで全くと言って良いほど犯人が読めない展開でした。
彼は何故その町にいたのか、何故殺されることになったのか?
容疑者は?とそれに囚われていると色々張り巡らされた伏線にも気づきませんよ(笑)。

また、ラストシーンの情景がきれいです。
「ほぅ……」と一気に読みきってため息をついてしまうぐらい。
まさに恩田ワールド。いつの間にか惹き込まれていました。

ページ数は多いけれど、どっぷりと読み込みたい方にはおススメです。

畠中さんの代表作といっていいほどの『しゃばけ』シリーズの第7作目。

構成はいつもとタイトルと同じ『いっちばん』を含めたいくつかの短編からなっております。
もう、ここまで来ると一太郎だけでなくこのシリーズに出てくる皆に愛着が湧いてくるのが不思議ですね。
「ひさしぶり♪どうしてた?」と声を掛けたくなってしまうくらいです。
また、話の中で皆がよく動く、動く。それが誰かのためを思ってやっていることだったりするから心がほっこりするんです。

個人的におススメなのが『餡子は甘いか』。
これは、修行に出た一太郎の幼馴染栄吉の話。
栄吉…修行先でも頑張っているんだねぇ。美味しい菓子が作れるようについ応援したくなります。



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プロフィール
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知之介&陸
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性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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