よろずたうん本のレビュー。
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20年ほど前、少女コミックス『講談社・フレンド』に連載されていた『生徒諸君!』の教師編。
新米教師のナッキーこと北城尚子は、急遽担任として、市立御園中学へと赴任することになった。しかし待ち受けていたのは、教師を信用していないクラスの生徒たち。3TDというグループが仕切っていて、徹底的にナッキーを妨害してくる。生徒たちの心に潜む闇、そして学校特有の体質と、学校側と保護者側にある溝。学校にも保護者にも協力を求められない中、ナッキーの体当たりの授業が始まった。 御園中学の赴任と同時期に、同じ教師であり、親友であり恋人でもある岩崎が京都の高校に体育教師として赴任。頼れる彼が傍にいない中で、生徒たちを知るために家庭訪問をするナッキー。生徒の保護者の一人、鹿野はナッキーの仲間であり、昔、山で遭難死した沖田とそっくりだった。鹿野はナッキーに好意を持ち、食事に誘う。ナッキーは沖田と同じように山に登る鹿野の山写真を見せられ、沖田に想いを寄せていたナッキーは、激しく動揺。ヤッケ姿の彼と沖田を見間違えてしまい、止める鹿野を振り払うようにその場を立ち去った。 そして、生徒たち家庭一つ一つに様々な事情があり、彼らはある事件で心に深い傷を負っていた。ナッキーは子供たちの心を開かせ、教師と生徒という絆を結ぶことができるのか。ナッキーは子供達に何を教え、子供たちはナッキーと出会ったことで何を得るのか。 泣かずにいられない作品です(大袈裟?) この作品が『教師編』ならば、以前の作品は『生徒編』でしょうか。兄&姉が単行本を買っていて、私は中学だか高校の時に全話読みました。子供の頃には良くわからなかったことが、今読み返してみると痛いほど身に沁みるというか。読むたびに泣けてしまう作品です。<単に陸の涙腺が弱いだけ(爆) しかもこの話は長く、単行本は全24巻+別冊1巻。不意に何巻かを手にとって読み出すと、その巻を読み終わると1巻から再び読み出したくなる、脅威の作品です(笑)…それで幾度徹夜したことか…(爆笑) 今、人間が忘れている何かを思い出させてくれ、こんな人が傍にいたら、人生変わってるんじゃないかなぁとか思ってみたり。実際、ナッキーや仲間達のような人(信念や信条)が今の日本には必要なんじゃないかなぁと感じさせられます。 このコミックスは母、兄、姉と家族で読んでる作品です(父は漫画は読まないので)。20年前からの作品なのに、何故か共感度が高く、少々大袈裟かもしれませんけど、心打たれて泣かずにいられません。今の時代、是非に読んで欲しい作品です。 writing:陸 PR |
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知之介&陸
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自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。 現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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