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よろずたうん本のレビュー。
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『さくら』などで知られる西加奈子さんの作品。

時は1991年。大阪に住む中学生、辰巳緑。
彼女のちょっとした成長の話を軸に彼女の家族のことなどを描いた1つの物語。

やっぱり好きです、西さん作品。
西さんの作品に出てくる女性はみんな優しくて、強くて。読み終わる頃には大好きになっています。
この辰巳家の女性達もそう。
その中で惹かれるのは、緑のおばあちゃん。
ベラベラと話すわけでもなく、いつも居間に座っているだけなのに強烈な存在感を放っています。
それを証明するかのように緑の家には色んな人たちが集まってきます。
そして主人公の緑。
彼女の初恋も描かれているのですが、ちょっぴり甘くて切ない。
けど、その恋が終わった時ほんの少し大人になっているんです。そんでかわいい。

西さんの作品はね、言葉がとてもきれいと言うか。
表現がキレイなんですよ。擬音で表されていても分かりやすいというか。
とても伝わってくるんです。

久々に心が洗われる本に会えました。

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ある日突然目の前から全てを持ち去って消えた恋人。
その出来事のショックからなのか『声』を失った倫子。
密かにふるさとに戻り、メニューのない食堂をオープンした彼女。
お客様に合った料理を――
そんな料理が起こす奇跡のお話。

何か上手くあらすじが書けませんが。
読み終わった後に残るほっこり感、倫子に分けてもらった幸福感は何とも言えません。
たかが料理、されど料理。
本当に料理の奥深さを思い知らされました。
こんな見方で料理って考えたことなかったなぁと。

倫子の料理も食べたくなることはもちろん、自分も料理をしたくなるそんな一冊。

舞台は江戸。
下っ引きの宇多は、ある日長次親分から幽霊出没話を聞かされます。
色々と調べているうちに信じられない出来事が起こり……?!

本当にさわりだけです、この説明。
もう、この後は一見あれという状態です。
宇多を中心としたお染、重松、於ふじ、弥太、お品、与之助、おまつ、お絹の幼馴染。
起こる事件を軸に幼馴染達の別の顔を見せ付けられる宇多。
いつまでも子供のままじゃいられないと頭では分かりつつ……といった宇多の心境が描かれています。

そうなんです。
舞台は江戸なんですけどね、全くそれを感じさせないんです。
イメージがすんなり沸いてその世界に入っていけるというか。
時代小説が苦手。と言う方にはおススメです。

『図書館シリーズ』などで知られる有川浩先生の作品。


米軍横須賀基地にて行われる『桜祭り』。その当日に突如事件は起こった。
横須賀沖に突如現れた巨大ザリガニのような謎の甲殻類。その名は【サガミ・レガリス】。
成すすべもなく次々とレガリスたちの<餌>となっていく人間。みんな逃げるのに必死になっていた。
潜水艦で実習演習中だった夏木と冬原。彼らも突然の避難命令に戸惑いながらも避難を始める。
あと少し、あと少しで…というところで逃げ遅れた子供を発見し潜水艦の中に篭ることになる―――。

『自衛隊3部作』の1つと言われたこのシリーズ。
今作は海上自衛隊・海上保安庁・機動隊の方々が活躍です(笑)。

しかし、この作品。
書き出し方がものすごくリアルで、恐怖映画を観ているような描写の細かさです。
そうですねぇ…BGMは『ジョーズ』が接近してくる時の音楽でって感じで。
ありえない、ありえない設定なんだけど次々と犠牲になっていく人々には胸が痛みます。
きちんとした武装がないまま、けれど市民を守ろうと頭脳を総動員させる警察。彼らの必死さが伝わってきて切なくなります。もっと早く自衛隊が活躍してくれればッ…なんて切実に願うぐらいのめりこんでしまいました。
一方潜水艦に立て篭もった夏木と冬原と子供達。『桜祭り』を一緒に観に来ていた子供達なのにどこかぎこちない…子供達の微妙な人間関係もどんどん浮き彫りになり、その子供達に対し夏木と冬原がどう対応していくかも見所の1つです。
そして何と言ってもエピローグ。もちろんここに書きませんが、感動で鳥肌が立ってしまいました。
今でも思い出してググッっと来てしまうほど。
1つの大事件を中心に自分達の任務を果たそうとする人たちのドラマ。必見です。

公立の小学校に勤めるリョータ。
ちょっと茶髪でシルバーアクセサリーを身につけて周囲から誤解されやすいが実は熱血教師。
今年は5年生を担当することになり、意気込むリョータだったが……。

様々な事件が起こるリョータ組。
けれど、リョータは逃げることなく立ち向かっていく。
その姿を見て団結する5年3組の生徒達。
その過程は読んでいて微笑ましいものです。

リョータの同僚、染谷先生や山岸先生などもとても魅力的に描かれています。

学校で起こる事件……生徒だけでなく、先生間でのいざこざなどとてもリアルに描かれています。
学校の裏側の顔を覗ける作品かもしれませんね。



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プロフィール
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知之介&陸
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自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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