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よろずたうん本のレビュー。
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関西圏で有名な阪急電車。その中でも今津線に焦点をあてて書かれた作品です。
それぞれの駅名ごとの短編から成り立っています。

それぞれ別の短編かと思いきや微妙にリンクしていて自分もその電車に乗っているかのような
錯覚に陥ってしまいます。
有川先生作品に多いベタ甘な話ばかりではなく、大人から子供までが主人公。
リアル感バッチリです。

関東圏に住んでいる自分としては、阪急電車は分かるものの駅名や景色はさっぱり。
けれど、これを読んで今津線に乗ってみたくなりました。
そのためには大阪に行かなきゃいけませんね(苦笑)。
読み終わった後に心が温かくなる作品です。

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『図書館シリーズ』などで知られる有川浩先生の作品。


米軍横須賀基地にて行われる『桜祭り』。その当日に突如事件は起こった。
横須賀沖に突如現れた巨大ザリガニのような謎の甲殻類。その名は【サガミ・レガリス】。
成すすべもなく次々とレガリスたちの<餌>となっていく人間。みんな逃げるのに必死になっていた。
潜水艦で実習演習中だった夏木と冬原。彼らも突然の避難命令に戸惑いながらも避難を始める。
あと少し、あと少しで…というところで逃げ遅れた子供を発見し潜水艦の中に篭ることになる―――。

『自衛隊3部作』の1つと言われたこのシリーズ。
今作は海上自衛隊・海上保安庁・機動隊の方々が活躍です(笑)。

しかし、この作品。
書き出し方がものすごくリアルで、恐怖映画を観ているような描写の細かさです。
そうですねぇ…BGMは『ジョーズ』が接近してくる時の音楽でって感じで。
ありえない、ありえない設定なんだけど次々と犠牲になっていく人々には胸が痛みます。
きちんとした武装がないまま、けれど市民を守ろうと頭脳を総動員させる警察。彼らの必死さが伝わってきて切なくなります。もっと早く自衛隊が活躍してくれればッ…なんて切実に願うぐらいのめりこんでしまいました。
一方潜水艦に立て篭もった夏木と冬原と子供達。『桜祭り』を一緒に観に来ていた子供達なのにどこかぎこちない…子供達の微妙な人間関係もどんどん浮き彫りになり、その子供達に対し夏木と冬原がどう対応していくかも見所の1つです。
そして何と言ってもエピローグ。もちろんここに書きませんが、感動で鳥肌が立ってしまいました。
今でも思い出してググッっと来てしまうほど。
1つの大事件を中心に自分達の任務を果たそうとする人たちのドラマ。必見です。

『図書館戦争』などで知られる有川浩先生の作品。

200X年1月7日と2月12日に高度2万メートルで起きた謎の2つの空中事故。
1つは民間輸送機「スワローテイル」開発プロジェクトでの試験飛行の事故。もう1つは自衛隊の演習中での事故。
そしてその事故と時を同じくして高知に住む少年、瞬は奇妙な生き物と出逢い飼い始める。
一方、事故の真相を追究すべく「スワローテイル」の開発プロジェクトの1人、春名高巳は演習中での事故で奇跡的に帰還した武田光稀三尉に会いに出掛ける―――。

こう言った感じで物語は始まります。
瞬を中心とした『子供達』、高巳と光稀を中心とした『大人達』を中心に物語はすすんで行きます。
一見別にすすんでいるかに見える2つの物語、しかし謎の生き物【白鯨】・【フェイク】が交わった時初めて2つの物語が1つに繋がっていきます。
もちろんこの話はフィクションですが、巻き起こる事件がとてもリアルに描かれていて実際起こってもおかしくないんじゃないかと思ってしまいます。

この作品は『自衛隊3部作』の1つとも言われており、前作の『塩の街』が陸上自衛隊・今作が航空自衛隊・『海の底』が海上自衛隊・海上保安庁・機動隊をそれぞれ描いています。
自衛隊に関して詳しいことは分からないのですが、登場人物1人1人が行動はもちろんのこと心理面も細かく描かれ感情移入しやすくなっています。登場人物たちの行動にやきもきしたり、移入しすぎてあまりの切なさに涙する場面もありました。

事件が解決し『子供達』は大人へ『大人達』はまた新しい一歩を踏み出す―――。

読み終わった後に「ホゥ…」とため息をついてしまう作品です。

『図書館戦争』などで知られる有川浩先生の作品。
第10回電撃ゲーム小説大賞受賞作です。

世の中が「塩害」に侵され街や人間が塩と化していく世界が舞台。
自分もいつ「塩」と化すのか分からない―――そんな世界でひっそりと生きる男、秋庭と少女、真奈。
静かに暮らす2人に次々と関わる人々。
ある日1人の男によってもたらされた話。
男がもたらしたその話は今までの2人の生活を大きく変えてしまうほどの影響力をもっていた―――。

相変わらず伝わりにくい文章で(苦笑)。
けれど、この世界観は読んでみたほうが分かりやすいと思います。
崩壊しつつある世界の中で穏やかに過ごそうとする2人。
最初は「他人」であったけれど、気が付くとお互いに「欠けてはならない部分」に変わっている。
その気持ちに気が付いた時2人はどう動くのか―――。
不器用で感情を上手く出せない秋庭、秋庭を信頼する真奈。
その2人の関係がとても羨ましく思います。

登場人物の心理描写がとても細かく描かれていて、感情移入しやすいと思います。
いつの間にか2人にじれったくなったり、お互いを思いやる2人の行動に感動したり。
…おっとこれ以上は(笑)。
是非に読んで欲しい作品です。



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知之介&陸
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自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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