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よろずたうん本のレビュー。
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普段はあまり『表紙&タイトル買い』ってする人間ではないのですが。
これ、表紙&タイトル買いした本のひとつ。
だってさ、「ホルモーってなんだ?!」って思うでしょ?まず。
読み始めてみると、主人公の安陪でさえホルモーが何だか分からない。
そりゃ読者もわかりませんわな……。

話は京都の三大祭のひとつ、「葵祭り」の日から始まります。
葵祭りに参加していた安陪は上賀茂神社でアルバイトの報酬を受け取り、家路につこうとすると同じ大学の先輩からサークル【京大青竜会】の勧誘ビラをもらいます。
同じ祭りに参加していた高村と共にビラに誘われるがままサークルのイベントに参加する安陪。
しかし、祇園祭の日にサークルの真の目的が分かり―――。

この先は絶対に読んだほうが良いです。
読みながら顔がにやけてしまうほど面白さ大爆発。何回吹き出したことか。
主人公・安陪がまた「ホルモー」にあたふたする姿が面白い。
【京大青竜会】の面々も個性あふれていて素敵です。

設定的にありえないんだけど、舞台が京都。
しかも、実際にある祭りや神社の名前が次々と出てくるものだから妙にリアリティがある。

この万城目先生、プロフを見ると自分と同世代。
すごい作品を書く同世代がいるもんだと思ったものです。
「小説は苦手だッ」って言う人も肩肘張らずに読める作品だと思います。
続編の『ホルモー六景』も面白いですよ。

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プロフィール
HN:
知之介&陸
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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