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よろずたうん本のレビュー。
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『夜のピクニック』などで知られる恩田陸さんの作品。


ある日、町の外れにある「水無月橋」で1人の男の死体が見つかる。
その男は1年前に失踪した男だった。何故、彼はそこで殺されたのか―――。

ただのミステリー作品と思う無かれ。
最後まで全くと言って良いほど犯人が読めない展開でした。
彼は何故その町にいたのか、何故殺されることになったのか?
容疑者は?とそれに囚われていると色々張り巡らされた伏線にも気づきませんよ(笑)。

また、ラストシーンの情景がきれいです。
「ほぅ……」と一気に読みきってため息をついてしまうぐらい。
まさに恩田ワールド。いつの間にか惹き込まれていました。

ページ数は多いけれど、どっぷりと読み込みたい方にはおススメです。

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2009年本屋大賞第2位の作品。

舞台は戦国の世。
秀吉がじわりじわりと天下統一を目指し準備をしている時。
石田三成が2万の軍勢を引き連れても唯一、攻め落とせない城があった。
その名は忍城(おしじょう)。湖の中にそびえることから別名『浮城』と呼ばれていた。
その城代、成田長親。「のぼう様」と呼ばれ皆に愛される城代だった―――。


と、言うところでしょうか。
歴史小説(になるんでしょうね)は若干苦手な人としては構えて読み始めたのですが。
そんな構えなんて吹き飛ばすほど面白い作品です。
もう、この城代「のぼう様」がとても魅力的。一見何も考えてないように見えて熱い男。
けど、どこか抜けている。みんなが放っておけない愛らしい存在。
戦の最中なのに笑ってしまうシーンがあるぐらい。
また、のぼう様に使える侍達も魅力的。
のぼう様に対して一斉にツッコミを入れる様はもう笑いが止まりませんでした。
家来達も百姓も、のぼう様に惹かれている―――。

この「のぼう様」の魅力を知りたい方は是非おススメです。

ある日突然目の前から全てを持ち去って消えた恋人。
その出来事のショックからなのか『声』を失った倫子。
密かにふるさとに戻り、メニューのない食堂をオープンした彼女。
お客様に合った料理を――
そんな料理が起こす奇跡のお話。

何か上手くあらすじが書けませんが。
読み終わった後に残るほっこり感、倫子に分けてもらった幸福感は何とも言えません。
たかが料理、されど料理。
本当に料理の奥深さを思い知らされました。
こんな見方で料理って考えたことなかったなぁと。

倫子の料理も食べたくなることはもちろん、自分も料理をしたくなるそんな一冊。

2008年版『このミステリーがすごい!』第2位の作品です。

紅緑村において絶対的な権力を持つ赤朽葉家。
時代が変わっていく中でその赤朽葉の名の中で激動の人生を送った女達の物語―――。

と言うのでしょうかね?
あらすじと言うのはとても語れません、この作品。
赤朽葉万葉、毛毬、瞳子……この3代にわたる1つの物語。
戦後の万葉の時代から始まり、現代の瞳子へ。
最初「ん?これは…ミステリー?」と思いつつ読み始めたのですが。
3代目瞳子の章になってから一気に展開のスピードが加速していくのです。

もちろんこの3人だけの登場人物だけではなく赤朽葉家の一族やそれを取り巻く人々……。
様々な人の人生が絡み合ってこの1つの作品が出来上がっているのだなと読み終わってから気づきました。
この作品、一度読んで結末を知ってからもう一度読み直すと様々な伏線が張られていて奥が深いってことが分かります。

ものすごく読み応えのある作品。
どっしりと腰を落ち着けて読むのにおススメです。



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プロフィール
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知之介&陸
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性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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