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よろずたうん本のレビュー。
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幼い頃の事件をきっかけに生きる気力をなくしているスミオ。
ある日彼は暇つぶしのために出逢い系の携帯サイトにアクセスする。
そこで1人の少女―――ジュリアと出会う……。

タイトルからみるとちょっとファンシーなイメージもありますが、中身はもっと現実的。
この話は最初にこのスミオとジュリアの2人にどのような未来が待っているのかが描かれているんです。
それが描かれた上で2人の出逢いや様々な出来事が巻き起こる。
描かれた未来に向かって2人がどう歩んでいくのか。その過程には胸がつまるものがあります。
どんな逆境にも全力でぶつかっていこうとする2人。特にスミオはジュリアと出会ってから『人間』になっていくような気がするんです。

ただのラブストーリーと思ってはいけません。
けれど、物語背景が現代であるのでリアル感がとてもある作品です。
なぜ『親指の恋人』なのか。それは物語を読んでいけばわかります。

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公立の小学校に勤めるリョータ。
ちょっと茶髪でシルバーアクセサリーを身につけて周囲から誤解されやすいが実は熱血教師。
今年は5年生を担当することになり、意気込むリョータだったが……。

様々な事件が起こるリョータ組。
けれど、リョータは逃げることなく立ち向かっていく。
その姿を見て団結する5年3組の生徒達。
その過程は読んでいて微笑ましいものです。

リョータの同僚、染谷先生や山岸先生などもとても魅力的に描かれています。

学校で起こる事件……生徒だけでなく、先生間でのいざこざなどとてもリアルに描かれています。
学校の裏側の顔を覗ける作品かもしれませんね。

千晶が最近ハマっていること…それは『キリコ』とのメール。
単なるメールのやりとり。けれど、彼女は『アキヒコ』というHNでネット世界と繋がっていた―――。
一方、千晶演じる『アキヒコ』に憧れる秀紀。そんな彼もまた『キリコ』という女性をネット上では演じていた―――。

これ、ものすごくリアリティがある作品だと思います。ドラマ化して欲しいとさえ思ってしまいました。
設定がとてもリアルなんです。
ネット上での恋愛。顔も本名も知らなければ性別も分からない。
けれど、顔を突き合わせて話す人たちよりよっぽど安心して話せる。
今の世界では十分ありえる話じゃないですか。

ストーリーはネット上での『キリコ』と『アキヒコ』とのやりとりを中心に現実の千晶と秀紀の仕事やプライベートが描かれています。
お互い『キリコ』『アキヒコ』が自分にとって性別を超えた大事な存在であることに気づき始め、ついに2人は会うことになりますが……。
2人の揺れ動く心情や2人を取り巻く人々の関わりがとても温かく、読み終わったあとにいい意味で「ふぅ~」とため息をついてしまいました。
いつの間にか2人の恋が成就するように願っていたのかもしれません。

舞台は現代。
とてもイメージが沸きやすく活字が苦手な方でもすんなり読めると思います。

数年前にTOKIOの長瀬くん主演でドラマ化もされた『池袋ウエストゲートパーク』シリーズ7作目。
タイトルにある『Gボーイズ冬戦争』を含め4話の短編からなる1冊です。

生まれも育ちも池袋。
母親が営む八百屋を手伝いながら池袋で生活する主人公・マコト。
自称ただの八百屋だが知らぬ間にいつもトラブルに巻き込まれてしまう。
いつの間にか彼に付いたあだ名は「池袋のトラブルシューター」…。
おそらくTVドラマを観ていた方には主人公・マコトの人となりが想像付くかもしれません。

気が付くといつも彼のところにトラブルが持ち込まれたり。
偶然出会った人がすでにトラブルに巻き込まれていたり。
彼の周りはいつもトラブルだらけ。
けれど時には熱く、時にはクールにトラブルを解決していくプロセスは読んでいて爽快です。
しかも、実際に起こりうるんじゃなかろうかというトラブルが多くイメージも沸きやすいので読みやすいかもしれません。
そして、マコトが読者に語りかけるような表現になっているのも読みやすく感情移入しやすい理由の1つかもしれません。

シリーズ7作目ですが、多少のリンクはあるものの基本的には1話完結なので話が繋がらないってことはありません。この作品から読んで初期の作品を読むのもアリだと思います。



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プロフィール
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知之介&陸
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性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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