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よろずたうん本のレビュー。
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『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる森見登美彦さんの作品。

京都・糺ノ森に住む狸の一族、下鴨家。
母と父・下鴨総一郎の血をひく矢一郎・矢三郎・矢四郎。そして井戸の中に住む矢二郎。
楽しく暮らす一家。しかしそこに父・総一郎の姿はなく―――。

またまたハマってしまいましたモリミーワールド。
主人公達は狸&天狗&人間。この三者の関係が上手く絡まっていて実に面白い。
しかも、微妙に『夜は短し――」などの他の作品にリンクしていてこれがまた面白い。
何かシュールと言うか、思わず笑ってしまう場面もあり。
かと思いきや、父・総一郎の死の真相などのちょっとした謎解き(?)もあり読み応えがある作品だと思います。
父がなくなる日最後に残した言葉とはなんなのか―――。

下鴨一家の阿呆物語を読みたいと思った方は是非に。

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プロフィール
HN:
知之介&陸
HP:
性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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