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よろずたうん本のレビュー。
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『図書館シリーズ』などで知られる有川浩先生の作品。


米軍横須賀基地にて行われる『桜祭り』。その当日に突如事件は起こった。
横須賀沖に突如現れた巨大ザリガニのような謎の甲殻類。その名は【サガミ・レガリス】。
成すすべもなく次々とレガリスたちの<餌>となっていく人間。みんな逃げるのに必死になっていた。
潜水艦で実習演習中だった夏木と冬原。彼らも突然の避難命令に戸惑いながらも避難を始める。
あと少し、あと少しで…というところで逃げ遅れた子供を発見し潜水艦の中に篭ることになる―――。

『自衛隊3部作』の1つと言われたこのシリーズ。
今作は海上自衛隊・海上保安庁・機動隊の方々が活躍です(笑)。

しかし、この作品。
書き出し方がものすごくリアルで、恐怖映画を観ているような描写の細かさです。
そうですねぇ…BGMは『ジョーズ』が接近してくる時の音楽でって感じで。
ありえない、ありえない設定なんだけど次々と犠牲になっていく人々には胸が痛みます。
きちんとした武装がないまま、けれど市民を守ろうと頭脳を総動員させる警察。彼らの必死さが伝わってきて切なくなります。もっと早く自衛隊が活躍してくれればッ…なんて切実に願うぐらいのめりこんでしまいました。
一方潜水艦に立て篭もった夏木と冬原と子供達。『桜祭り』を一緒に観に来ていた子供達なのにどこかぎこちない…子供達の微妙な人間関係もどんどん浮き彫りになり、その子供達に対し夏木と冬原がどう対応していくかも見所の1つです。
そして何と言ってもエピローグ。もちろんここに書きませんが、感動で鳥肌が立ってしまいました。
今でも思い出してググッっと来てしまうほど。
1つの大事件を中心に自分達の任務を果たそうとする人たちのドラマ。必見です。

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プロフィール
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知之介&陸
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性別:
非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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