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よろずたうん本のレビュー。
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『図書館戦争』などで知られる有川浩先生の作品。

200X年1月7日と2月12日に高度2万メートルで起きた謎の2つの空中事故。
1つは民間輸送機「スワローテイル」開発プロジェクトでの試験飛行の事故。もう1つは自衛隊の演習中での事故。
そしてその事故と時を同じくして高知に住む少年、瞬は奇妙な生き物と出逢い飼い始める。
一方、事故の真相を追究すべく「スワローテイル」の開発プロジェクトの1人、春名高巳は演習中での事故で奇跡的に帰還した武田光稀三尉に会いに出掛ける―――。

こう言った感じで物語は始まります。
瞬を中心とした『子供達』、高巳と光稀を中心とした『大人達』を中心に物語はすすんで行きます。
一見別にすすんでいるかに見える2つの物語、しかし謎の生き物【白鯨】・【フェイク】が交わった時初めて2つの物語が1つに繋がっていきます。
もちろんこの話はフィクションですが、巻き起こる事件がとてもリアルに描かれていて実際起こってもおかしくないんじゃないかと思ってしまいます。

この作品は『自衛隊3部作』の1つとも言われており、前作の『塩の街』が陸上自衛隊・今作が航空自衛隊・『海の底』が海上自衛隊・海上保安庁・機動隊をそれぞれ描いています。
自衛隊に関して詳しいことは分からないのですが、登場人物1人1人が行動はもちろんのこと心理面も細かく描かれ感情移入しやすくなっています。登場人物たちの行動にやきもきしたり、移入しすぎてあまりの切なさに涙する場面もありました。

事件が解決し『子供達』は大人へ『大人達』はまた新しい一歩を踏み出す―――。

読み終わった後に「ホゥ…」とため息をついてしまう作品です。

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プロフィール
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知之介&陸
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非公開
自己紹介:
某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。
現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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