よろずたうん本のレビュー。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 畠中恵先生著『しゃばけ』シリーズの5作目。 今作は前作までの短編集のようなものではなく長編となっております。 病弱な<長崎屋>の1人息子・一太郎。 ある日、彼は手代の仁吉と佐助、異母兄弟の兄・松之介と箱根へ湯治へ出掛けることに。 一太郎にとっては初めての遠出。楽しみにしないはずもなく。 普段なら遠出など反対しそうな両親も一太郎の体が少しでも良くなるものならと大賛成。 みんなが一太郎のために-――と計画したのですが…。 …とまぁ、こう話が続いていくわけですが。 なんせこの一太郎、出歩けば事件が寄って来るといいましょうかすんなりと外出できたためしがない。 案の定、初日から手代の仁吉と佐助の様子がおかしい。 あれよあれよと言う間にトラブルに巻き込まれます。 普段であればすぐに事件が解決しそうなものの、今回はそうも行かず。 天狗は出るわ、山神は出るわ、謎の侍は出るわ…いろんな人物がいろんなトラブルを巻き起こすんです。当然事件も複雑化。1つ問題が解決すれば新たな問題も持ち上がり…。 そうなりゃ、おちおち旅行どころじゃありません。 トラブルにトラブルが重なった結果…気が付いて見れば事は重大に…。 この『しゃばけ』シリーズ。 いつも小説の中ではゆったりした時間で物事が解決されたりしていくんですが。 今作は展開が速く、このシリーズを読んだことがある人にはそのスピード感に嵌るかも。 もちろん、読んだことがない人には1つの『うそうそ』という作品としても楽しめると思います。 writing:知之介 PR |
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某グループの会報を通じて知り合った、知之介と陸。
妙に意気投合し、友達になりかれこれ10年近くが経ち、今も尚絶妙なバランスを保っている。 現在、共同でホームページ『よろずたうん』を運営中。
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